テックキャンプは転職成功率99%という実績があり、転職先には困らないというイメージがあります。
しかし、Web系企業の中でも人気がある自社開発企業への転職実績はどれくらいあるのでしょうか?
せっかくプログラミングスクールに通ってエンジニアに転職するなら、自社開発企業に入りやすいスクールに通いたいですよね?
そこで今回は、
- テックキャンプから自社開発企業に就職できるの?
- 自社開発に就職するにはどうすればいいの?
このような疑問にお応えします。
筆者はテックキャンプを卒業後、自社開発企業に転職し現役エンジニアとして働いています。
テックキャンプ受講時の体験をもとに、本記事を執筆しています。
この記事がテックキャンプの受講を考えている方の参考になれば幸いです。
テックキャンプについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
結論
まず初めに、この記事の結論を記載します。
- テックキャンプ卒業生の4〜5割は自社開発に就職できる
- 自社開発に転職するために意識すること
- テックキャンプに入る前に事前学習をする
- カリキュラムを誰よりも早く進める
- オリジナルポートフォリオを作成する
- 自社開発への転職希望をキャリアアドバイザーに伝える
- 転職エージェントを活用する
こちらの結論を元に、詳細について解説していきます。
テックキャンプ卒業生の自社開発への転職割合
2021年7〜9月の最新のデータによると、テックキャンプ卒業生の47.3%は自社開発企業に転職しています。
自社開発に転職しているのは、テックキャンプに入学した人の47.3%ではありません。
テックキャンプの転職サービス経由で転職された方の割合ですので、
- テックキャンプのカリキュラムの途中で離脱してしまった
- テックキャンプの転職支援の条件に違反した(連絡が取れないなど)
このような方々は計算に含まれず、
あくまでもテックキャンプ経由で転職に成功した方の中で47.3%が自社開発企業に転職したということになります。
(※テックキャンプ 2021年7-9月のサービス実態報告より引用)
以上を踏まえると、テックキャンプの受講生の中でも上位3割に入れるくらいのレベルを目指せば自社開発企業に転職できるということになります。
私自身もテックキャンプを卒業して自社開発企業に転職したのですが、テックキャンプ受講時はカリキュラムの進捗率は常に上位1〜3番で、最終課題やオリジナルアプリも一定の評価をいただいていました。
ここからは当時の経験をもとに、テックキャンプ受講生の中でも上位レベルのスキルを身につけ、自社開発企業への転職を成功させるためにはどうすれば良いのか解説します。
テックキャンプから自社開発に就職するには
- 受講前に事前学習を行う
- カリキュラムを誰よりも早く進める
- オリジナルポートフォリオを開発する
- 自社開発への転職希望をキャリアアドバイザーに伝える
- 転職エージェントを活用する
受講前に事前学習を行う
テックキャンプは無料カウンセリングから受講を決意し、実際に受講を開始するまでに早くても1〜2ヶ月かかります。
その期間で事前学習をしましょう。
テックキャンプでは主に以下の言語を学習しますので、あらかじめProgateやドットインストールなどで基本文法などは学んでおくと良いでしょう。
- HTML/CSS
- Ruby
- Ruby on Rails
- JavaScript
- SQL
私の場合はProgateでHTML、CSS、Ruby、Ruby on Rails、SQLのコースを一通りやりました。
事前学習を行なっていたことで、受講開始後も基礎カリキュラムの部分は復習のような感じでサクサク進めることができました。
また、自分の苦手な部分をあらかじめ把握しておくことができたため、その部分のカリキュラムに時間を割くことができ、メンターへの質問などもできて理解度を深めることができました。
カリキュラムを誰よりも早く進める
テックキャンプでの受講を開始してからはできるだけカリキュラムを早く進めましょう。
カリキュラムが早く終われば、時間に余裕ができます。
その余った時間でオリジナルのポートフォリオを作成したり、新たな言語を習得するなど、転職活動時に他の人と差別化できるようなスキルを身につけていきましょう。
事前にある程度学習をしていれば指定の期日よりも大幅に先回りして進めることができます。
テックキャンプでは日々のカリキュラムの進捗率が○%という形で可視化されています。
進捗率が100%を超えていれば、予定よりも早くカリキュラムを進められているということです。
基礎カリキュラムは進捗率を常に300%、応用カリキュラムは進捗率200%を常に超えているように意識しながら進めれば予定の期日よりも大幅に学習期間を短縮できます。
オリジナルポートフォリオを開発する
自社開発へ転職するためにはやはり一定レベルのプログラミングスキルが必要です。
転職活動時に自分の技術レベルを示すにはオリジナルのポートフォリオが必須になります。
ポートフォリオがテックキャンプ指定のアプリだけだと他の人と差別化ができずに落とされてしまいます。
オリジナルのポートフォリオ開発はテックキャンプのカリキュラムには含まれていませんが、指定のカリキュラムを早く終わらせることができれば時間に余裕ができ、オリジナルポートフォリオを開発することができます。
オリジナルポートフォリオに関してはメンターへの質問ができませんが、その分0からアプリを開発した経験ができ、転職活動時も一定の評価が得られます。
ポートフォリオに関しては、技術レベルももちろんですが、それ以外の部分も大いに評価のポイントになります。
例えば、
- なぜそのポートフォリオを作成したのか
- 世の中にあるアプリケーションとの違いは何か
- つまづいた部分はどこか
- どのようにして問題を解決したのか
- 作ったアプリをどんな人に使って欲しいのか
など技術に関する質問だけでなく、オリジナリティやマーケティング的な目線を持っているかどうかなどといった非技術的スキルに関する質問も多くありますので、こういった点も考えながら時間をかけてオリジナルポートフォリオを作成していきましょう。
自社開発への転職希望をキャリアアドバイザーに伝える
テックキャンプでは「キャリアアドバイザー」という転職活動専門のスタッフさんが受講生一人一人につきます。
カリキュラム修了後はこのキャリアアドバイザーの方と一緒に転職活動を進めていくことになります。
キャリアアドバイザーの方とは最初に面談があり、その際にどのようなキャリアを目指したいか、どのような会社に入りたいかなどについてヒアリングを受けます。
その面談時に自社開発を目指していることを伝えましょう。
キャリアアドバイザーは転職活動のプロですから、未経験から自社開発へ転職を成功させた受講生を何人も見てきているはずです。
そのような人たちと自分を比較して、このままいけば自社開発に入れそうなのか、今のままでは難しそうなのであれば何が足りていないのかを教えてくれます。
そのアドバイスを参考にして、自己PRやオリジナルポートフォリオの改善をして自社開発の選考を受けるようにしましょう。
転職エージェントを活用する
テックキャンプでは、受講生の希望に沿って求人を紹介してくれます。
ただ、自社開発を希望していたとしても自社開発企業の求人だけを紹介してくれるわけではありません。
なぜなら自社開発のみを受けて、全て落選したときのリスクが大きいからです。
テックキャンプは受講生の転職成功率99%ですから、なんとしても転職を成功させるために、必ず何社かは受託開発やSESの企業を受けさせられます。
そのため、自社開発企業への応募を増やすためにはテックキャンプ経由以外からも自社開発へ応募する必要があります。
その際におすすめなのが転職エージェントです。
自分で自社開発を探すのも良いですが、そうすると意外と時間がかかるのでエンジニア転職専門の転職エージェントを探して自社開発企業を紹介してもらうようにしましょう。
エンジニア専門の転職エージェントであれば、実務未経験でも転職可能な自社開発企業を紹介してくれるので、選考も進みやすいです。
私自身もテックキャンプ経由と転職エージェント経由の両方から自社開発企業に応募し、最終的に転職エージェントで紹介してもらった自社開発企業に内定をもらいました。
テックキャンプの求人だけでは不安な方は転職エージェントの活用も検討してみてください。
まとめ
最後に冒頭で紹介した結論を再掲します。
- テックキャンプ卒業生の4〜5割は自社開発に就職できる
- 自社開発に転職するために意識すること
- テックキャンプに入る前に事前学習をする
- カリキュラムを誰よりも早く進める
- オリジナルポートフォリオを作成する
- 自社開発への転職希望をキャリアアドバイザーに伝える
- 転職エージェントを活用する
テックキャンプは自社開発企業への転職実績が豊富なので、テックキャンプ受講生の中で上位レベルのスキルを身につけることができれば自社開発企業への転職は十分に可能です。
この記事を読んでテックキャンプに少しでも興味を持った方は、オンラインでの無料カウンセリングを受けることをおすすめします。
受講にあたって不明点や悩みがある場合は、実際にご自身で納得のいくまで質問したうえで判断しましょう。
本記事が皆さんのプログラミングスクール選びの参考になれば幸いです。
テックキャンプの詳細な情報が知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。