これからプログラミングスクールでプログラミングを勉強したいと考えている人の中には、こんなことを考えている人も多いのではないでしょうか？
- プログラミングスクールで勉強しても就職できないって噂は本当？
- 高い費用を払ってスクールに行っても就職できないなら行く意味ないのでは？
今回は、世間で噂されている「プログラミングスクールに通っても就職できない」という説について解説します。
本当にプログラミングスクールに通っても就職できないのか？
まずは結論から述べます。
プログラミングスクールに通って就職することは当然可能です。
私自身もプログラミングスクールで勉強し、無事エンジニアとして転職に成功しました。
また同じくプログラミングスクールに通っていた同期もエンジニアとして就職しています。
では、なぜプログラミングスクールに通っても就職できないと言われているのでしょうか？
その原因は大きく分けて2つあります。
- 受講生側の原因
- プログラミングスクール側の原因
この2点のどちらかに当てはまっている場合はプログラミングスクールに通っていたとしてもエンジニアとして就職するのは難しいでしょう。
逆に言えば、この2点さえ避ければスクールから就職することは可能です。
ここからはプログラミングスクールに通っても就職できない人の特徴についてより詳しく解説し、
その後、プログラミングスクールから就職するにはどうすれば良いのか合わせてお伝えします。
プログラミングスクールに通っても就職できない人の特徴
以下に当てはまる人はプログラミングスクールに通ったとしても就職できない可能性が高いです。
- プログラミングスクールに通えば誰でも就職できると思っている
- プログラミングの勉強自体が目的の人
- スキルが足りていない
- 高望みしすぎている
- 高年齢すぎる
- カリキュラムが実践的ではないスクールに通っている
- 就職支援がないスクールに通っている
それぞれ詳しく説明していきます。
プログラミングスクールに通えば誰でも就職できると思っている
プログラミングスクールでの学習を検討している人の中には、
「スクールに通えば誰でもエンジニアとして就職できる」
と思っている方が一定数います。
しかし、そのような方が実際にプログラミングスクールから就職に成功する可能性は低いです。
なぜなら、そういった方はプログラミング学習への意識が受け身になってしまうからです。
プログラミングスクールで学習する場合も、
基本的には自分一人でカリキュラムを進めていきます。
学習塾の個別指導のように先生が一から手取り足取り教えてくれるわけではありません。
もちろん、分からない箇所がある時は質問することができますが、
何でもかんでも質問していては、プログラミングスキルも身についていきません。
そのような状態でスクールを卒業したとしても、実際に採用してくれる会社が現れるでしょうか？
答えはNOでしょう。
プログラミングスクールに行けば絶対就職できるというような受け身の意識だと、実際に就職することは難しいのです。
プログラミングの勉強自体が目的の人
プログラミングを勉強する目的は人それぞれですが、
教養としてプログラミングを学んでいる方や、
プログラミングの勉強自体が目的で転職はできたらいいな
というような方はスクールを卒業しても就職は難しいです。
プログラミングスクールには、
エンジニアとして転職するためにたくさんの時間と費用をかけている方や、
今の会社を辞めてスクールに通っている方も多くいます。
そのような方々が周りにいる中で、就職意欲がそこまで強くない人に内定は出ないでしょう。
プログラミングスキルを生かして転職したいという強い意志がなければスクールからの就職は難しいです。
スキルが足りていない
プログラミングスクールのカリキュラムをしっかりこなしていても、
エンジニアとしてのスキルが足りていない場合、
またはスキルをアウトプットとして明示できていない場合は就職は厳しいです。
例えば、自分のポートフォリオがなかったりとか、あったとしてもプログラミングスクールで指定されたWEBアプリケーションであった場合、面接官からは評価されにくいです。
プログラミングスクールで学ぶこと以外の勉強をしたり、自作でアプリケーションを作ってみるなど言われたことをこなすだけでなく自分で考えて行動できることを証明できなければ、就職は難しくなってしまいます。
また、エンジニアとして転職するには、プログラミングスキルだけでなく、コミュニケーションスキルも重要されます。
エンジニアといっても一人で開発することはほとんどなく、基本的にはチームでシステムを開発する必要があるからです。
プログラミングスキルだけ磨くのではなく、エントリーシートや面接の対策などもしっかり行うことも必要です。
高望みしすぎている
プログラミングスクールで勉強してはいるものの、
まだ実践経験のない状態で好条件で就職をするというのは非常に難しいです。
年収に関しても、今の会社と同じ給料がもらえることはほとんどないのが現実です。
就職活動時に年収やその他条件にこだわりすぎてしまうと、なかなか内定は出ません。
エンジニアという職種はスキルが身につけば年収は上がりやすいので、
最初の数年間はその部分はある程度我慢して働くという覚悟も重要になります。
高年齢すぎる
未経験からエンジニアとして転職する場合、年齢も非常に重視されます。
20代の若い年代の方が飲み込みが早く、成長を見込んで採用してくれる企業が多いですが、
残念ならが30歳以上となると未経験のエンジニア採用は躊躇されることが少なくありません。
30歳以上でエンジニアとしての就職を目指す場合は、
プログラミングスキルはもちろんのこと、
社内外のコミュニケーションやプロジェクトの管理能力などもアピールする必要があるでしょう。
カリキュラムが実践的ではないスクールに通っている
スクールから就職ができるかどうかはカリキュラムによる影響も大きいです。
教材に従って指定のWebアプリを制作していくだけのカリキュラムでは就職は難しいです。
プログラミングスクールの中には、
カリキュラムの中に個人アプリ開発の課題を課していたり、
チーム開発を行うスクールもあります。
そのようなスクールで学習している場合は、実践的なコード開発を学ぶことができるため、その経験をそのまま就職活動時に生かすことができるのです。
しかしそうでない場合は、カリキュラム以上の勉強は全て自分次第のためよほど自発的に勉強しないとスキル不足とみなされてしまうことになります。
プログラミングスクールに通う前に、そのスクールのカリキュラムはしっかり見ておきましょう。
就職支援がないスクールに通っている
就職支援があるスクールとないスクールでは、受講生の就職実績は大きく変わってきます。
就職支援があるスクールの場合は、
自己分析のサポートから始まり、
履歴書や職務経歴書、エントリーシートの添削、
面接対策や就職先の紹介まで行ってくれます。
逆に就職支援がない場合、それらを自分一人で行う必要があります。
プログラミングスクールから就職したい場合は、就職支援の有無は必ず見ておくようにしましょう。
プログラミングスクールから就職できる人の特徴
では、プログラミングを活用して自分の希望通りの会社に就職できる人などんな人なのでしょうか。
以下に当てはまる人は就職活動もうまくいきやすいです。
- 自発的な学習をしている
- 明確な目的がある
- プログラミングを楽しんでいる
- スクールの就職支援をうまく利用している
自発的な学習をしている
プログラミングスクールのカリキュラムだけをこなすのではなく、
自分からもっと応用的な分野を勉強したり、
個人的にアプリを開発しているというような方は就職が成功しやすいです。
そのような方はプログラミングスキルの向上が早いだけでなく、
自発的な学習姿勢が会社側に評価されやすく、ポテンシャルを見込んで採用されることが多いです。
また、就職後もスキルを磨き続けるため、年収が上がるのも早いです。
明確な目的がある
プログラミングを勉強する明確な目的がある人も就職活動に成功しやすいです。
「いつまでに必ず学習を終わらせて、エンジニアに転職する」
「プログラミングスキルを身につけて、数年後に独立したい」
というような意欲のある方は学習スピードが段違いに早く、
カリキュラムをいち早く終わらせて、新しい言語の学習や個人開発に取り組んでいる方が多いです。
そうなると必然的にポートフォリオも充実してくるため、就職先は決まりやすくなります。
プログラミングを楽しんでいる
純粋にプログラミングを学ぶのが楽しいという人もスキルの向上が早く、
エンジニアとしての仕事も好きになるので、面接官の評価は高いです。
逆につまらないなと思いながらプログラミングを学んでいる場合は、
スキルアップのスピードが遅くなってしまい、就職活動にも影響が出てしまいます。
スクールの就職支援をうまく利用している
プログラミングスクールの就職支援をうまく利用している人は、
自分の希望する条件で就職できる可能性が高くなります。
うまく利用しているというのは、
スクールの求人案件紹介だけに頼るのではなく、
自分でも会社探しをしながら、
スクールの面接対策やエントリーシートの添削を活用し就職活動を進めていくということです。
おすすめの就職活動の進め方についてはこちらで詳しく解説しています。
就職を考えている人におすすめのプログラミングスクール
プログラミングスクールで学習をした後、
エンジニアとして就職したいと考えている人は
どのようなプログラミングスクールに通うのが良いのでしょうか。
私がおすすめするのは以下のようなプログラミングスクールです。
- 実践的なカリキュラムが組まれているスクール
- 就職支援つきのスクール
ここからは上記を満たしているプログラミングスクールをいくつかご紹介いたします。
TechAcademy
おすすめポイント
- 転職保証制度あり
- オンラインで受講できる
- 就職支援ありのスクールの中では比較的費用が安い
GEEK JOB
おすすめポイント
- 初心者からの転職成功率95.1％
- 受講料が0円
- 最短22日で就職可能
RUNTEQ
おすすめポイント
- 実践的なカリキュラム
- ポートフォリオ作成支援あり
- キャリアアドバイザーによる就職サポート
まとめ
ここまでプログラミングスクールに通っても就職できないという噂について解説してきました。
結論としてはプログラミングスクールから就職することは十分可能です。
ただ、学習するにあたりプログラミングスクール選びは非常に重要です。
本当に自分にあったプログラミングスクールかどうか見極めるには一度無料カウンセリングに行ってみることをおすすめします。
この記事があなたのプログラミングスクール選びの参考になれば幸いです。
