プログラミング

未経験からプログラミングを学習してエンジニアとして転職するまでの流れ

プログラミング転職

これからプログラミングを学習してエンジニアとしての転職を考えている皆さん、

こんなことにお悩みではないですか?

  • プログラミングを学んでエンジニアとして転職したいけど、具体的にどうすればいいか分からない・・・
  • エンジニアとして転職するまでのイメージが湧かない・・・
  • 実際に未経験からプログラミングを学習してエンジニア転職に成功した例を知りたい・・・

実は筆者も皆さんと同じような悩みを抱えながら、

実際にプログラミングを学習し、エンジニアとしての転職を成功させることができました。

今回はその時の体験をもとに、

未経験からプログラミングを学んで、エンジニアとして転職するまでの

具体的な流れをご紹介します!

結論

未経験からエンジニアとして転職するまでの流れはこちらのようになります。

  1. プログラミングを学習する
  2. 志望する分野を決める
  3. 転職活動の準備を行う
  4. 転職活動を開始する
  5. 採用が決まり、エンジニアとして転職する

以下、詳細を解説します。

1.プログラミングを学習する

まずはエンジニアとしてのスキルを身に着けるためにプログラミングを勉強していきます。

筆者の場合は、「テックキャンプ エンジニア転職」というプログラミングスクールで学習しました。

学んだプログラミング言語はこちら

  • Ruby
  • Ruby on Rails
  • HTML
  • CSS
  • SQL
  • JavaScript

HTML/CSSを使ったWEBサイトの作成から始まり、

その後Ruby on Railsを用いたWEBアプリの開発を学びました。

私の場合は6か月間の夜間学習コースに通っており、

最初の3ヶ月で上記の基本的なプログラミングスキルの学習、

残り3ヶ月で個人アプリの開発やチームでのアプリ開発を行いました。

学習時間は、

  • 平日:0〜3時間
  • 土日:6〜10時間

のようなイメージです。

働きながらスクールに通っていたので平日はあまり時間が取れず、

1日2時間くらい勉強できたらいいかなというようなレベルでした。

その代わり土日はほぼ1日パソコンに向かって勉強を続けていました。

1週間の勉強時間は30時間ほどでした。

6ヶ月間通っていたので、卒業するまでに学習に費やした期間は

30時間×4週間×6ヶ月で720時間くらいでしょうか。

スクールでは同時期に学習を開始したメンバーは同期となり、

お互いの進捗が分かるのですが、

私はほぼずっと進捗率TOP3には入っていました。

学習のコツは、

最初はとにかく分からないところは飛ばして、

分かるところだけどんどん進めていくという方法です。

分からないところも後々勉強し直すと割と理解できることが多いので、

まずはできるところから進めていきましょう。

ある程度学んだら実際にWEBアプリケーションを自分で作っていきます。

自分があったらいいなと思うサイトを作ってみたり、

世の中にあるWEBアプリを真似して作ってみたりなど、

学んだスキルを生かして実際にアプトプットを進めていきます。

自分の場合はフリマアプリを作ったり、

自作の写真投稿アプリを作ったりしました。

どんなに不格好でも大丈夫なので、

自分で一からWEBアプリケーションを作ることができれば、

一通りのプログラミング学習は終えることができたと言えるでしょう。

ここまでの期間の目安は3ヶ月〜半年ほどになるかと思います。

もちろん人によっては1〜2ヶ月で学べる方もいれば、

仕事が忙しく半年〜1年ほどかかる方もいるでしょう。

決して無理せず自分のペースで進めていきましょう。

2.志望する分野を決める

ある程度プログラミングの学習を終えたら、

実際にどんな会社に転職したいか決めてみましょう。

どのように決めていくのかというと、

「自分がプログラミングをしていて楽しいと思う分野はなんだろう」

という視点で考えていくのがいいと思います。

エンジニアといっても非常に多くの分野があります。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • インフラエンジニア
  • データエンジニア

などなど・・・

調べてみると非常に多くの分野があります。

これまで自分が学習してきたプログラミングの分野の中で

興味があるものについて詳しく調べてみましょう。

  • サイトの外観を作るCSSが楽しかったという方はフロントエンドエンジニア、
  • ユーザーからは見えない内部の処理が楽しかったという方はバックエンドエンジニア、
  • データの処理が楽しかったという方はデータエンジニア

というようなイメージです。

プログラミングを学んでいれば必ずこういった

好きな分野、得意な分野、やっていて楽しい分野が見つかりますから、

その分野の職種を実際に調べてみましょう。

そしてその分野への転職に必要なスキルをさらに深掘りして学んでいきます。

私の場合は、プログラミングを用いた計算やデータ分析に興味を持ち、

データエンジニアの仕事を探していました。

そうしているとデータ分析の仕事にはpythonを使用している企業が非常に多く、

自分自身もpythonに興味を持ったため、

プログラミングスクールに在学中に、

独学でpythonの勉強も並行して始めました。

すでに他の言語でプログラミングの基本的な考え方は学んでいたため、

全くの未経験の状態から新しい言語を学ぶよりも、

圧倒的に知識の吸収、定着が早かったと思います。

python自体の勉強は2ヶ月ほどで実際の転職活動を始めていきました。

3.転職活動の準備を行う

自分の興味のある分野が決まったら、

転職活動に向けて準備を始めましょう。

具体的にやることは

  • 転職の軸の整理
  • 履歴書、職務経歴書の準備
  • 面接対策
  • コーディング試験対策

などです。

面接の軸は、

自分がどのような環境で働きたいか、

エンジニアとしてどのようなキャリアプランを構築していきたいのか、

希望する給料はどれくらいなのか、

などをまずはざっくり決めていきます。

そしてそこから志望する業界、職種を絞っていきます。

私の場合は、

先述したように、データ分析に興味があったのと、

その時働いていた会社でヘルスケア関連の業界で仕事をしていたので、

データ分析×ヘルスケア業界

で仕事を探していきました。

世に言う、軸ずらし転職の考え方でしょうか。

エンジニアとしての経験は乏しいけど、

ヘルスケア業界のドメイン知識はある程度あるので、

転職活動でもその部分はアピールできるかなという考えでした。

履歴書、職務経歴書の準備も上記の軸に沿って作成していきました。

強みの部分もエンジニアスキルだけでは、評価されにくいと感じていたので、

今の会社で経験していて、転職後も活かせそうなスキルや経験をアピールしました。

面接対策も同様です。

エンジニアスキルだけで戦うのではなく、

業界知識や営業スキル、コンサルティング経験などを強みとして話せるように

自己分析を進めました。

また、企業によってはコーディング試験を課されることがあります。

転職活動を本格的に開始していくと、

プログラミングの勉強が疎かになりがちですが、

まだ完全には知識が定着していないので、

1週間コーディングをしていないだけですぐに忘れてしまいます。

プログラミングの学習も忘れずに行うようにしましょう。

私の場合もコーディング試験があり、

その時は「FizzBuzz問題」の応用のような内容でした。

ちょうど学んだことがあったので、なんとかなりました。

他にはSQLのデータ抽出の問題があったり、

実際の案件をモチーフにした要件定義の課題があったり、

様々な試験がありました。

エンジニア初心者には難易度が高い試験も多く、

私も半分以上は試験で落とされてしまいました。

こればかりは仕方ないので、切り替えましょう。

4.転職活動を開始する

いよいよ転職活動を開始していきます。

企業へのエントリーは様々な媒体を使って行なっていくのが良いでしょう。

  • 各種求人サイト
  • 転職エージェント
  • Wantedlyを用いた採用担当へのコンタクト
  • 興味のある会社の求人サイトから直接応募
  • プログラミングスクールの転職サポートの活用

などの方法があります。

おすすめは転職エージェントの活用です。

ビズリーチなどで転職エージェントを探すと、

分野特化の転職エージェントや、

未経験エンジニアの紹介実績があるエージェントなどが見つかります。

まずは一度そのエージェントにコンタクトをとって、

自分の場合はどのような会社を紹介してもらえるのか、

どれくらいの年収がもらえそうなのか、

どんな人が未経験からエンジニア転職に成功しているのか、

などネットでは得られない様々な情報を教えてもらうことができます。

転職サイトからの応募も有効ではありますが、

この場合、こちらのスキルと会社側が求めているスキルに乖離があり、

いくら面接に行ってもほとんで落とされてしまうという状況に

陥ってしまう可能性があります。

まずは転職の専門家に相談して、自分の立ち位置を把握してみるのをおすすめします。

プログラミングスクールの紹介は、

未経験からの転職という現状を踏まえた上で企業を紹介してくれるので、

面接もスムーズに進みやすいのですが、提示される年収はどうしても低くなってしまいます。

自分が通っていたスクールでは、

提示された会社での想定年収は280万〜320万ほどでした。

前の会社では400万はいただいていたので、

厳しいなと感じましたが、

やはり未経験からの転職だとそれくらいの給与が相場のようです。

ただ、探し方を工夫して行けばもっと高い年収で転職することが可能です。

私の場合は、自分が経験のある業界に絞って転職活動を行なっていたので、

その強みを生かせるのであれば、年収400万円ほどの提示は可能と評価をいただくことができました。

これは転職エージェントの方にも協力していただいての結果でした。

やはり、エンジニアとしてのスキル以外にも強みとしてアピールできるものがあると

年収も上がりやすいようです。

5.採用が決まり、エンジニアとして転職する

転職活動を開始して大体3ヶ月ほど、早い人では1ヶ月ほどで、

最終面接に進んだり、内定が少しづつで始めます。

エンジニアはどの会社でも人手不足ですから、

条件をこだわらなければ内定は少なからず獲得できます。

そこから自分の働きたい会社を選んでいきます。

私の場合は、

  • ヘルスケア関連のベンチャー企業から2社
  • ヘルスケアのITコンサルティング会社から1社

内定をいただくことができました。

その中で、ヘルスケアのベンチャー企業に

データ分析のエンジニアとして入社することを決めました。

プログラミングを学び始めてから5ヶ月で転職活動を開始し、

その2ヶ月後に内定をいただくことができたので、

プログラミングの学習を始めてからトータル7ヶ月で転職に成功したということになります。

年収も最終的に420万円を提示していただきました。

あとは入社に向けて、

引き続きプログラミングの勉強を継続していくというような流れですね。

まとめ

今回は未経験からプログラミングを学習して、

エンジニアとして転職するまでの流れをまとめましたが、

いかがだったでしょうか。

私は現在エンジニアとして働き始めてちょうど1年が経ちます。

まだまだ勉強することがたくさんあり、

知識不足を痛感する日々が続いていますが、

毎日やりがいがあり、

プログラミングを勉強してエンジニアになってよかったなと思っています。

この体験が、

これからエンジニアとしての転職を目指す方にとって、

少しでも参考になれば幸いです。